8 月の初めに Outlook Lite for Android という Outlook for Android の軽量版がリリースされました。
当初は日本でリリースされていなかったのですが、8/19 に日本でも「早期アクセス」という形で提供され始めています。
「早期アクセス」というのはベータのさらに前段階の開発中プログラムという位置づけであり、機能が不十分だったり、不安定だったりする可能性があるというものです。
そのため、テスト的に使うことはできますが、日常使いにはお勧めできないというバージョンになります。
実際にインストールして使ってみましたが、確かに通常の Outlook for Android と比べると動作が軽いように感じられます。
一方で、以下のような制限もあるようです。
- 複数のアカウントが追加できない (機能追加予定あり)
- ストレージアカウントが追加できない (機能追加予定あり)
- Gmail や Yahoo など Microsoft 以外のアカウントが追加できない (機能追加予定あり)
- ダークモードが使用できない (機能追加予定あり)
- 予定のリマインダーが通知されない (機能追加予定あり)
- デバイスの連絡先との同期ができない
- 予定で3日間および月単位の表示ができない
- アドインが使用できない
- Android の仕事用プロファイルやモバイル デバイス管理が使用できない
他にも使えない機能はあるようですが、すべてを網羅しているような情報は見つかりませんでした。
また、現時点で使えない機能でもフィードバック次第では使えるようになるものもあるかもしれませんので、Outlook Lite は使いたいけどこの機能は譲れないというようなものがあるなら、どんどんフィードバックしてみましょう。
なお、モバイル デバイス管理が使用できないということで、会社用の Android 端末にインストールされてしまうと管理ができないと思われる方もいるかもしれません。
そのような場合は、条件付きアクセス ポリシーで承認済みアプリからのみ接続を許可するような構成を行うことで、Outlook Lite からの接続をブロックすることが可能です。
詳細については Intune を使用してアプリベースの条件付きアクセス ポリシーを設定する – Microsoft Intune | Microsoft Docs を参照してください。
参考情報: