Outlook の設定のバックアップを取る方法


Outlook のデータのバックアップを取る方法については以下の通りマイクロソフトのサポート技術情報で公開されています。

  • 932567 Outlook 2007 で受信トレイ、連絡先、予定表、仕事、メモ、履歴などのデータをバックアップする方法
  • 881345 Outlook 2003 で受信トレイ、連絡先、予定表、仕事、メモ、履歴などのデータをバックアップする方法

しかし、この手順でバックアップできるのはデータだけであり、アカウントの設定などはバックアップできません。では、どうすればアカウントなどの設定をバックアップできるのでしょうか?

Outlook 2003 の場合、[Microsoft Office 2003 個人用設定の保存ウィザード] で保存される設定の中に Outlook のアカウント情報なども含まれますので、こちらを使ってバックアップ・復元が可能です。

ところが、Office 2007 には個人用設定の保存ウィザードに相当する機能が用意されていません。

そのため、他の PC へ設定を移行するためにバックアップをするということであれば、Windows Vista の [Windows 転送ツール] や Windows XP の [ファイルと設定の転送ウィザード] を使うことで Outlook の設定を移行することができます。また、Windows のリカバリーなどに備える意味でのバックアップであれば、Windows のバックアップ ツールを使うことになるでしょう。

とはいえ、どうしても Outlook の設定だけバックアップしたい、ということもあるかもしれません。そこで、今回は手作業で Outlook の設定を行なう方法について説明します。


注意: この方法でバックアップした設定を戻す場合、Windows のプロファイルのパス (%userprofile% 環境変数のパス) はバックアップした環境と同じにする必要があります。異なるパスのプロファイルに設定を戻した場合、Outlook が起動しないなどの現象が発生する可能性があります。


バックアップすべき Outlook の設定やデータは以下のような場所に保存されています。

  • レジストリ
  • ユーザー プロファイルの Local データ
  • ユーザー プロファイルの Roaming データ

以下ではそれぞれの詳細について説明します。

レジストリに保存される設定

レジストリに保存される設定は大きく分けて Outlook の全体設定と MAPI プロファイル固有の設定があります。Outlook の全体設定は以下のレジストリ キーに保存されています。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\バージョン\Common
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\バージョン\Outlook
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Outlook

バージョンは Outook 2007 では 12.0、Outlook 2003 では 11.0 になります。また、Word をメールエディタとして使用している場合 (Outlook 2007 は常にそうですが…)、以下のキーにも Outlook に関連する設定が保存されています。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\バージョン\Word

そして、MAPI プロファイル固有の設定 (例えばメールのアカウント設定など) は以下のレジストリ キーに保存されています。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\Current Version\Windows Messaging Subsystem

これらをレジストリ エディタでエクスポートしておき、Windows のリカバリーを行なったときに戻すことで、設定は復元することができます。ただし、これらの設定で参照されているファイル (以降で説明するユーザー プロファイルのデータ) も同時に同じパスに戻す必要があります。

ユーザー プロファイルの Local データ

ユーザー プロファイルの Local データは、Windows のバージョンによってそれぞれ以下のパスに保存されています。

    Windows Vista: C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft
    Windows XP: C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Microsoft

上記のパスにある Outlook フォルダに Outlook が使用している OST ファイルや PST ファイル、OAB ファイルなどが保存されています。ここにあるすべてのファイルをバックアップしておく必要があります。(OST と OAB については必要ないかもしれませんが、一応念のため取っておいたほうがいいでしょう。)

また、Office フォルダにも Outlook に関連するファイルが保存されていることがありますので、こちらもバックアップしてください。

ユーザー プロファイルの Roaming データ

ユーザー プロファイルの Roaming データは、Windows のバージョンによってそれぞれ以下のパスに保存されています。

    Windows Vista: C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft
    Windows XP: C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Microsoft

上記のパスにある Outlook フォルダに Outlook が使用している NK2 ファイルや SRS ファイル、XML ファイルなどが保存されています。ここにあるすべてのファイルをバックアップしておく必要があります。

また、Signatures フォルダには署名が、Templates にはテンプレートが保存されていますので、こちらもバックアップする必要があるでしょう。

なお、上記のパス以外にも PST や PAB といったファイルが他のフォルダに保存されているかもしれません。それらのファイルについてはファイル検索を使って検索してください。

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Outlook の設定のバックアップを取る方法」への2件のフィードバック

  1. こんにちは。今、月いちで.pstファイルのバックアップは取っているのですが”その他”の設定項目は放ったらかしです。次回は、”その他”のバックアップにもチャレンジしてみたいと思います。詳細な内容ありがとうございました。

  2. ファイルと設定の転送ウィザードでOutlook2007のアカウント情報もバックアップできるのですか?
    メーラはOutlook Expressしか選択しがないですが、どうすればいんでしょか?

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