Outlook 2007 の LDAP アドレス帳で一覧表示を有効にする

Outlook では LDAP サーバーをアドレス帳として使用することが可能であり、Outlook 2003 では LDAP サーバーが Virtual List View という機能をサポートしている場合に LDAP サーバーが保持するアドレスの一覧をスクロールさせて表示することが可能でした。

しかし、Outlook 2007 ではこの機能が既定で無効になっているため、Outlook 2003 まで一覧表示されていた環境で Outlook 2007 にアップグレードすると一覧表示されなくなります。([名前のみ] というラジオボタンが無効になります。)

Outlook 2007 で LDAP アドレス帳の一覧表示を有効にするには、以下の手順で設定を行ないます。

  1. スタート メニューの [ファイル名を指定して実行] で regedit.exe と入力し、レジストリ エディタを起動します。
  2. 以下のキーに移動します。なければ作成してください。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\Outlook\LDAP

  3. 上記のキーを右クリックし、[新規]-[DWORD 値] をクリックします。
  4. DisableVLVBrowsing と入力し、Enter キーを押します。
  5. 値が 0 になっていることを確認します。
  6. レジストリ エディタを終了します。

参考リンク: http://www.microsoft.com/japan/technet/prodtechnol/office/ork/library/ff54b078-5bf8-4f24-8573-5607339c9670.mspx

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Outlook 2007 の予定表印刷を強化するプログラム

Outlook 2007 では、週末の土日を 1 日にまとめるビューがなくなったため、印刷のメニューからもそのようなスタイルがなくなってしまいました。
しかし、下記の URL からダウンロードできる「Outlook 用予定表印刷アシスタント」を使用すると、さまざまなスタイルの予定表が印刷できるようになり、週末を 1 日分でまとめるスタイルでの印刷も可能となります。

URL: http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=e7bab4eb-d032-46cd-908e-a7a6af2ef404

このプログラムをインストールすると、スタート メニューの [Microsoft Office]-[Microsoft Office ツール] に [予定表印刷アシスタント] が追加されます。
予定表印刷アシスタントを起動すると、以下のような画面が表示されます。

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そこで、まず予定表を印刷するテンプレートを指定します。 テンプレートは「日」、「週」、「月」、「年」のカテゴリごとにそれぞれ 10 前後のテンプレートが用意されています。

たとえば、週末を 1 日分でまとめて印刷する場合は [週テンプレート] にある [週 (時間区分なし) 01] を選択します。

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既定では自分の予定表と仕事フォルダが表示対象となっていますが、Exchange サーバー環境で他の人の予定表へのアクセス権がある場合は、他の人の予定も追加することが可能です。他の予定表を追加する場合は左ペインの一番下の [予定表と仕事の追加…] をクリックし、作業ウィンドウのフォルダの一覧で追加するフォルダをクリックします。なお、ここで表示される予定表や仕事のフォルダは Outlook で以前表示したことのあるフォルダに限られます。

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また、作業ウィンドウの [予定表のスタイル] で罫線や網掛けのスタイルを変更することもできます。例えば、罫線の角を丸くしたい場合には [ラウンド] スタイルを選択します。

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同様に、色やフォントも選択し、カスタマイズが終わったら [ファイル]-[印刷] で印刷します。

テンプレートには好きな画像を追加できるものや、メモ欄がついているものなどもあります。

来年のカレンダーは Outlook で作成するというのも良いかもしれません。

Outlook 2007 で EML ファイルを開けるようになる修正プログラムがリリース

EML ファイルは Outlook Express や Windows Mail などでローカルディスクにメッセージを保存するときに使用されるファイル形式ですが、同じマイクロソフト製品でありながら、このファイルを Outlook では開くことができませんでした。
しかし、最近リリースされた Outlook 2007 の修正プログラムを適用することで、EML ファイルを Outlook 2007 でも開くことができるようになります。
修正プログラムは以下の URL でメールアドレスなどを入力し、送信されてくるメールの URL からダウンロードできます。

http://support.microsoft.com/hotfix/KBHotfix.aspx?kbnum=957909&kbln=en-us

ただし、修正プログラムを適用したとしても、EML ファイルの関連付けが変更されるわけではありません。もし、EML ファイルの関連付けを Outlook にしたいということであれば、管理者権限があるアカウントにより以下の手順で設定を行います。

  1. Outlook 2007 を終了します。
  2. レジストリ エディタを起動します。
  3. 以下のレジストリ キーに移動します。

        HKEY_CLASSES_ROOT\Microsoft Internet Mail Message\shell\Open\Command

  4. Windows Vista の場合、以下の手順でアクセス権を変更します。
    1. [Command] を右クリックし、[アクセス許可] をクリックします。
    2. [詳細設定] をクリックします。
    3. [所有者] タブで、[Administrators (コンピュータ名\Administrators)] をクリックし、[OK] をクリックします。
    4. [Administrators (コンピュータ名\Administrators)] をクリックし、[フル コントロール] の [許可] チェックボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
  5. 右ペインの [(既定)] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  6. [値のデータ] に以下の文字列を入力します。

        "%ProgramFiles%\Microsoft Office\Office12\OUTLOOK.EXE" /eml "%1"

  7. [ファイル]-[レジストリ エディタの終了] をクリックし、レジストリ エディタを終了します。

HTML 形式のメッセージ本文に画像を貼り付けるとデータが増える

コメントで以下のようなご質問をいただきました。


Outlook 2007で写真を貼ったHTMLメールを作成する時、HTMLモードにして、画像を書式設定から[図の圧縮]でメール用に圧縮してもかなり大きくなってしまうようです。他のプログラムで生成されるjpgの2倍くらいにはなります。なんとかコンパクトにする方法はないでしょうか。


この現象は HTML メールに画像を貼り付ける際の手順に依存して発生します。
HTML メールに画像を埋め込む場合、手順としては以下の二通りの方法があります。

  1. [挿入]-[図] によりファイルを選択して貼り付ける。
  2. ペイントなどのアプリケーションから画像をコピーし、[メッセージ]-[貼り付け] で貼り付ける。

結果としてはどちらも画像が貼り付けられるわけですが、内部の動作は異なります。
まず、1. の方法を使用した場合、元のファイルの画像フォーマットがそのまま維持されます。つまり、JPEG ファイルを貼り付けた場合は送信されるメッセージに含まれる画像も JPEG ファイルとなり、GIF ファイルを貼り付けた場合は GIF ファイルになります。
一方、2. の方法を使用した場合、画像がビットマップ データとして本文に貼り付けられる場合があります。そして、メッセージが送信される際にビットマップ データが PNG ファイルとして添付されます。

PNG とはフルカラーの画像を可逆圧縮できるフォーマットであり、画像を圧縮しても完全に元の画像に戻すことができます。一方で、データの一部を省略して画像を圧縮する JPEG に比べると圧縮率が低くなります。
そのため、PNG として添付されたデータは、JPEG に比べると数倍のサイズとなるのです。
ビットマップとして貼り付けられた画像を PNG として保存するのはおそらくデータのロスを防ぐためと考えられます。

多少の画質の劣化を伴ってもメッセージのサイズを小さくしたいのであれば、画像を [貼り付け] で貼り付けるのではなく、一度 JPEG ファイルとして保存し、[挿入]-[図] を使って本文に貼り付けてください。

– 参考情報
ポータブル ネットワーク グラフィックス (.png) フォーマットについて

Outlook 2007 の添付ファイル プレビュー

Outlook 2007 の新機能に添付ファイルのプレビューがあります。
これは、メールに添付ファイルがある場合に、そのファイルのアイコンをクリックするとメッセージ本文が表示されているエリアに添付ファイルの内容が表示されるという機能です。
このプレビュー機能で表示できる添付ファイルの種類には以下のようなものがあります。

  • メッセージ
  • Outlook のアイテム
  • テキスト ファイル
  • HTML ファイル
  • Word ファイル
  • Excel ファイル
  • PowerPoint ファイル
  • Visio ファイル
  • 画像ファイル (BMP、JPEG、GIF、PNG など)
  • 動画・音声ファイル (WMV、AVI、WAV など Windows Media Player で再生可能なもの)
  • vCard ファイル
  • フォント ファイル
  • リッチ テキスト ファイル

そして、表示できるファイルは今後増えていく可能性もあります。というのも、Outlook 2007 の添付ファイル ビューアーの仕組みは Windows Vista のエクスプローラのファイル プレビューで使われている技術を利用しているからです。(フォント ファイルのように通常メールに添付されないようなファイルが含まれているのもそのような理由からです。)
Vista の Explorer でファイルをプレビューするためのインターフェイスはマイクロソフトの MSDN サイトで公開されているため、今後サードパーティから Vista 用のさまざまなファイルのプレビューアがリリースされるでしょう。そのようなプレビューアがインストールされている環境では Outlook 2007 でもサードパーティの添付ファイル プレビューができるようになるというわけです。
例えば、Adobe 社の Adobe Reader 8.1 以降をインストールすると、PDF の添付ファイルがプレビューできる状態になります。

しかし、一方ではプレビューアにセキュリティ ホールがあった場合に、特定の添付ファイルのプレビューによってウィルス感染という危険もはらんでいるという意味にもなります。
したがって、添付ファイルをプレビューする場合は、通常通り添付ファイルを開く場合と同様に安全性を十分確認する必要があるといえるでしょう。

なお、不用意にプレビューすることを防ぎたいという場合は、以下の設定でプレビューを無効にすることができます。

  1. [ツール] メニューの [セキュリティ センター] をクリックします。
  2. [添付ファイルの取り扱い] をクリックします。
  3. [添付ファイルのプレビューをオフにする] をオンにします。
    または、[添付ファイルとドキュメントのプレビューア] をクリックし、プレビューさせたくないファイルのプレビューアやセキュリティ ホールが見つかったプレビューアのチェックボックスをオフにします。
  4. [OK] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。

Outlook 2007 で UTF8 のメッセージを受信すると文字化けする問題について

Outlook 2007 で UTF8 でエンコードされたメッセージを受信すると文字化けする場合があります。その原因としては、配信先の個人用フォルダ ファイル (以下、PST) が Unicode 非対応のものである可能性が考えられます。
Outlook 2007 で使用可能な PST には以下の 2 種類があります。

  • ANSI PST: Outlook 2002 以前の古いバージョンとの互換性のために残っている旧形式の PST
  • Unicode PST: Outlook 2003 以降で使用可能となった新しい形式の PST

そして、Outlook 2007 で ANSI PST を配信先としている場合、UTF8 のメッセージが文字化けしてしまいます。(Outlook 2003 以前では ANSI PST でも UTF8 のメッセージは文字化けしなかったのですが…)
配信先の PST が ANSI PST かどうかは、以下のようにして確認できます。

  1. [メール フォルダ] の一番上に表示されている [個人用フォルダ] を右クリックします。
  2. ["個人用フォルダ" のプロパティ] をクリックします。
  3. [詳細] をクリックします。

もし、個人用フォルダの形式が "個人用フォルダ ファイル (97-2002)" になっていれば ANSI PST です。

この場合、以下の手順で配信先の PST を新しい形式にすることで、新たに受信したメッセージで文字化けが発生しなくなります。

  1. [ファイル]-[データファイルの管理] をクリックします。
  2. [データ ファイル] タブの [追加] をクリックします。
  3. [データ ファイルの種類] で [Office Outlook 個人用フォルダ ファイル (.pst)] を選択して [OK] をクリックします。
  4. [ファイル名] に適切な名前を入力し、[OK] をクリックします。
  5. [名前] に適切な名前を入力し、[OK] をクリックします。
  6. 新規に追加した個人用フォルダが選択されていることを確認し、[既定に設定] をクリックします。
  7. [OK] をクリックします。
  8. Outlook を再起動します。

なお、すでに ANSI PST で受信したメッセージを Unicode PST にコピーしただけでは、文字化けは解消されません。Unicode PST にコピーした後、以下の手順で解消することができます。

  1. 文字化けしたメッセージを開きます。
  2. [その他のアクション]-[エンコード]-[西ヨーロッパ言語 (Windows)] をクリックします。
  3. [その他のアクション]-[エンコード]-[Unicode (UTF-8)] をクリックします。
  4. メッセージを上書き保存します。

また、Unicode PST でも文字化けが発生する場合は、iPhone からのメールで発生する現象かもしれません。その場合、こちらの記事を参照してみてください。

参考情報

Outlook メール文字化けの原因と対策 インターネットメール (POP3/IMAP4) 編
Outlook メール文字化けの原因と対策 Exchange Server 環境編

Outlook 2007 の署名

Outlook 2007 で署名を挿入すると、そこには単に署名の文字列が入るだけではなく、署名が埋め込まれたことを意味するタグが挿入されます。これにより、アカウントを切り替えることで署名も自動的に切り替えられます。一方、挿入した署名を本文上で編集しようとして右クリックすると、編集メニューではなく署名の選択になります。また、別の署名を挿入すると、署名のタグが新しい署名で置き換えられるため、元の署名はなくなります。
この動作は Outlook 2003 でメールの編集に Word を使っていた場合と同じなのですが、メールの編集に Word を使っていなかった場合には複数の署名が追加できたため、使い勝手が悪くなったと感じている方もいるかもしれません。

もし、Outlook 2007 で複数の署名を入れるような必要がある場合は、クイック パーツとして署名を登録しておくと良いでしょう。
クイック パーツとして署名を登録する方法は以下の通りです。

  1. 新規のメールを作成します。
  2. もし、自動的に署名が挿入されている場合は、署名を削除します。
  3. 本文に署名となる文字列を入力します。
  4. 署名にする文字列を範囲選択します。
  5. [挿入] リボンの [クイック パーツ] をクリックし、[選択範囲をクイック パーツ ギャラリーに保存] をクリックします。
  6. [名前] に "署名" などの任意の名前を入力し、[OK] をクリックします。

このようにクイック パーツとして署名を登録しておけば、複数の署名を追加することも可能になります。

ちなみに、挿入された署名に VBA でアクセスする場合は、Inspector の WordEditor プロパティから表示している本文の WordDocument オブジェクトを取得し、Bookmarks コレクションで "_MailAutoSig" という名前の Bookmark オブジェクトを取得します。例えば、現在表示しているメールの署名を "Test" という文字列に置き換える場合は以下のようにします。

' ここをトリプルクリックでマクロ全体を選択できます。
Set objWord = ActiveInspector.WordEditor
Set objSignature = objWord.bookmarks("_MailAutoSig")
objSignature.Range.Text = "Test"

マクロの登録方法やメニューへの追加について