Outlook 2016 の新機能


先日の 5/4-5/8 にかけて、アメリカのシカゴで Microsoft Ignite というイベントがありました。
その中で Outlook 2016 の新機能を紹介するというセッションがあり、その様子は以下の URL で見ることができます。

http://channel9.msdn.com/events/Ignite/2015/BRK2189

ただし、当然ながらすべて英語です。
そんなわけで、簡単に日本語で説明したいと思います。

Office 365 Groups のサポート

Office 365 Groups とは、ユーザーが自分で作成したグループにより情報共有などを行えるものです。
Office 365 Groups でグループを作ると、Outlook のナビゲーション ウィンドウにそのグループの Conversation (受信トレイのようなもの) と予定表が自動で表示されます。
グループにメンバーを追加すれば、そのメンバーのナビゲーション ウィンドウにも表示されるようになります。
そして、グループ宛てのメールは自分の受信トレイではなくグループの Conversation に配信されるので、わざわざ振り分ける必要がありません。
また、Exchange などの配布グループの場合、後から追加されたメンバーは追加される前にグループ内で送信されていたメールにアクセスすることはできませんが、Office 365 Groups ならグループの Conversation にアクセスすることで過去ログも見ることができます。
さらに、Conversation では SNS のタイムラインのように「Like (いいね)」ができたりもします。
そういった意味では Yammer のグループにも似ています。
この Office 365 Groups については Ignite で複数のセッションに分けて説明されており、目玉機能といえるのかもしれません。

クラウド添付ファイル

Outlook 2016 ではファイルをメールに添付するのではなく、クラウド (OneDrive.com、OneDrive for Business、SharePoint Team Sites) にアップロードして共有するという操作が非常に簡単になりました。
ファイルを添付するのと同様の操作で、アップロードからアクセス権の設定まで自動で行ってくれます。
また、受信側が Outlook 2016 以外ではリンクとして表示されますが、Outlook 2016 で表示した場合には添付ファイルと同様に表示されます。
添付ファイル関連の機能としては、添付ファイルの挿入の際に最近使用したファイルの一覧が表示されるというものも追加されています。
ファイルの編集が終わったらメールで送るというような操作はよくやるものなので、地味ですが結構便利かもしれません。

検索の強化

クラウドを使用した検索が高速になり、より適切な結果が得られるようになるようです。
また、以前検索した文字列のほかに、メールボックスの内容や連絡先を利用して検索文字列の候補が表示されます。
さらに、一度に表示される検索結果の数が 30 から 250 に増えました。

Add-ins for Outlook

Outlook 2013 から Apps for Outlook として Outlook Web Access でも使用可能な HTML5 および JavaScript ベースのアドインが使用できるようになりましたが、Outlook 2016 では以下のような機能追加が行われています。

  • リボンの追加
  • 本文全体の取得
  • メールの上書き保存
  • 本文中の文字列にアドイン起動のためのハイパーリンクの追加

また、Add-ins for Outlook は Outlook for Mac や Outlook.com でも使用できるようになり、Add-in Store で公開すればトータル 40 億人のユーザーをターゲットとしたアプリが作れるとのことです。

その他

他にも以下のような機能追加があります。

  • 画面サイズが小さいデバイスのための動的なレイアウト
  • 高 DPI スクリーンのサポート
  • 新しい Office テーマ (カラフル、濃い灰色)
  • メールアドレスの国際化 (メールアドレスに ASCII 以外の文字が使用可能)
  • 低優先メール (これは Outlook というより Office 365 & Exchange Server 2016 の新機能)
  • 予定と会議出席依頼で HTML 形式をサポート

なお、このセッションでは触れられなかったのですが、Exchange キャッシュ モードのローカルの保持期間として最短 3 日というのが選べるようになりました。これによりローカル ディスクの容量が少ないノート PC などでもキャッシュ モードが使用できるようになりますね。

他にもいろいろあるかもしれませんし、まだまだこれから追加される機能もあるかもしれません。
正式リリースが待ち遠しいです。

Outlook 2016 の新機能」への2件のフィードバック

  1. 初めての訪問です。ご相談があって書き込みをさせていただきます。

    実は、Outlookで受信したメールの本文に含まれる「氏名」をコピペして、FileMakerで構築したDBを検索すると、以前はヒットしていたものが、2016以降、ヒットしなくなりました。
    同じメールをGmailやWindows10のメールで受信して同じことをやると以前のようにヒットしますので、Outlook2016の問題ではないかと睨んでいます。
    ところが、試しに本文中の「氏名」を件名にコピペして、さらにそれをコピペすると、FileMakerでの検索がヒットします。
    つまり、ヒットしないのは、「本文中にある氏名」をコピペした場合のみです。

    メール設定をいろいろと試してみましたし、「本文中にある氏名」をペーストする際にプレーンテキストとして貼り付けたりもしてみましたが、どうしてもうまくいきません。
    日常業務に支障が出始めておりますが、今のところ原因・解決のめどがまったく立っておらず、こうして藁をもすがる思いで書き込みをさせていただきました。

    もし、何かヒントでもございましたら、ぜひ、ご教示いただけないでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

  2. セルフコメントです。
    上記、FileMakerで検索がヒットしなくなった件ですが、Officeのバージョンを64ビット版から32ビット版に変更したところ、以前のように検索がヒットするようになりました。
    問題がクリアされましたから良かったものの、何だか消化不良です。

    上記コメントをお読みくださいました皆さま、ありがとうございました。

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