Exchange Server や Office 365 の予定表共有に関するトラブルシュートについて


Exchange Server や Office 365 の Exchange Online では、メールボックスの予定表を他のユーザーと共有することが可能です。

しかし、状況によっては以下のような現象が発生することがあります。

  • 初回のみ予定表が表示されるまでに時間がかかる
  • 予定表の変更が反映されるまでに時間がかかる
  • 変更したはずの予定が元に戻る
  • Office 365 への HTTPS の接続数が想定外に多くなる

このような現象の原因の一つとしては、[共有フォルダーをダウンロード] という設定が有効になっているということが考えられます。
この設定は、下記の図の通り、Exchange アカウントの [詳細設定] の [Exchange キャッシュ モードの設定] にあります。

image

この設定はキャッシュ モードで共有されているほかのユーザーのフォルダーもキャッシュするという設定であり、以下のようなメリットがあるため既定では有効になっています。

  • ダウンロード済みのフォルダーのアイテムがすばやく表示できる
  • 頻繁に他のユーザーの予定表を確認する場合に、ネットワークやサーバーへの負荷を減らすことができる

しかし、この設定が有効な場合、共有された予定表が表示されるにはローカルの OST ファイルにその予定表のアイテムをすべてダウンロードする必要があり、その同期に時間がかかるといつまでも予定表が表示されないという現象が発生します。
また、ローカルとサーバーとの同期はリアルタイムではないため、他のユーザーやリソースの予定表が更新されるまでタイムラグが生じたり、変更されたデータがサーバー上の変更と競合して元に戻るというようなことも発生します。

さらに、ナビゲーション ウィンドウに登録されている予定表については、チェックボックスのオンオフに関わらずバックグラウンドでローカルとサーバーのデータの同期が行われ、同期のための Outlook と Exchange サーバーの間でセッションが維持される動作となります。
この動作については、Exchange Server 2010 であれば同一メールボックス サーバー上の他のメールボックスへのアクセスは一つのセッションで共有ができていたため問題がありませんでしたが、Exchange Server 2013 からはユーザーごとにセッションが必要となるため、サーバーのバージョンアップ (Office 365 ではサービス アップグレード) により想定外のセッション増加につながる結果となります。

上記のような現象を防ぐには、[共有フォルダーをダウンロード] をオフにする必要がありますが、共有されている予定表フォルダーに保存されているアイテムの数によってはかえって状況が悪化したり、サーバーやネットワークの負荷が著しく増えるという可能性もあります。

したがって、根本的な解決には同時に表示する予定表を極力少なくするというものが考えられます。

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Exchange Server や Office 365 の予定表共有に関するトラブルシュートについて」への1件のフィードバック

  1. 異なるプラットフォーム間での共有はトラブルが多いですが、今年8月にExchangeを無料で使用することが出来なくなりましたし、私は多少の出費をしても簡単にできる方法で解決しました。
    ECOというソフトウェアを試してみてはいかがですか?とても簡単に同期できますよ。

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